オーストラリア政府機関 Jobs and Skills Australia(JSA)が毎年発行する「Australian Jobs」は、30年以上続く労働市場ガイドの決定版。この2026年版をもとに、「いま、どんな仕事があるのか」「雇用主は何を見るのか」「なぜ資格が大切なのか」を日本語でまとめました。留学の分野選びにも、現地での仕事探しにも、確かな土台になる情報です。
若い世代(15〜24歳)も就業者227万人と過去最高。ウェイター、キッチンハンド、バリスタなど、学びながら働くのが当たり前の社会です——これはワーホリ・学生ビザで働く日本人にとっても身近な世界です。→ ワーホリの仕事事情
出典: Jobs and Skills Australia「Australian Jobs 2026」(ABS Labour Force, December 2025)。以下、本ページの統計はすべて同資料より(2026年7月確認)。
この30年で、オーストラリアの仕事の中身は大きく変わりました。
つまり、「英語ができる」だけでなく「英語で何ができるか」が問われる時代。政府資料も「大学だけが道ではない。Certificate IIIやIV、Diplomaも安定したキャリアにつながる良い選択肢」と明記しています。→ 専門留学ガイド(VETの資格をやさしく解説)
全国の主要データから、雇用の大きい分野・職業を見てみましょう。
| 注目ポイント | データ(Australian Jobs 2026より) |
|---|---|
| 最大の雇用産業 | ヘルスケア&ソーシャルアシスタンス(医療・介護・福祉)。各州で雇用の16〜17%を占める断トツの1位で、3年間の伸び率も最大級 |
| 働く人が多い職業 | 販売スタッフ(約56万人)に続き、高齢者・障がい者ケアワーカー(約36.9万人)、正看護師(約36.3万人)が全国トップ3級。ケア人材の需要の大きさを物語ります |
| 人手不足の職業(例) | 宿泊・飲食業界ではChef(シェフ)・Cook(調理師)が技能不足職種として明記。日本人が世界で評価されやすい分野でもあります |
| 専門職の存在感 | Professionals(専門職)は約400万人——働く人の4人に1人以上。Technicians and Trades Workers(技能職)も約200万人 |
政府の雇用主調査から。仕事探しの前に知っておくと、動き方が変わります。
この3点セットは、そのまま留学プランの組み方に置き換えられます: 資格はVET/大学で、経験は実習(Work Placement)やアルバイトで、エンプロイアビリティスキルは英語環境での生活そのもので磨かれます。
「Australian Jobs 2026」には、こんな一節があります——労働市場は速く変わるもので、予測や人手不足の情報だけで進路を決めるのは勧められない。興味と適性のある分野で学ぶことのほうが、はるかに大切だ、と。
私たちもまったく同感です。「伸びている分野」の情報は上手に使いつつ、最後はあなた自身が続けられる分野を選ぶこと。ICNのカウンセリングも、この順番を大切にしています。
ローカル向け制度と、留学生が実際に使えるルートの仕分けです。
| ローカル(国民・永住者) | 留学生が使えるルート | |
|---|---|---|
| 学び方 | Apprenticeship/Traineeship(働きながら学ぶ見習い制度)、政府補助の学費 | 学生ビザでVET(TAFE・私立カレッジ)や大学へ。実習付きコースで現場経験も積める。→ 専門留学ガイド |
| 働き方 | 制限なし | 学生ビザ: 2週間48時間まで/ワーホリ: 制限なし(同一雇用主6ヶ月まで)。→ ワーホリガイド |
| 卒業後 | — | 条件を満たせば卒業生ビザ(サブクラス485)で就労経験を積める制度があります。→ ビザガイド |
| その先の可能性 | — | 技術移住の職業リストに関連する分野なら、永住の可能性を視野に入れたプランも。制度は毎年変わるため、約束されるものではありません。→ 職業別ガイド |
本ページの統計・引用はすべて、オーストラリア政府機関 Jobs and Skills Australia 発行「Australian Jobs 2026」にもとづいています(2026年7月確認)。原本(英語・PDF)はこちらからご覧いただけます。
📄 Australian Jobs 2026(政府原本PDF・英語)
Source: Australian Jobs 2026, Jobs and Skills Australia, Commonwealth of Australia. Licensed under Creative Commons Attribution 4.0 International (CC BY 4.0). 本ページは同資料の内容を日本語で要約・解説したものです。
「この分野、実際どうなの?」——現地シドニー&メルボルンで暮らすICNのカウンセラーが、政府データと現場感の両方からお答えします。教育カウンセラーとビザコンサルタントのダブルカウンセリング、相談は無料です。