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CAREER & JOBS 2026|政府公表データで読む

オーストラリアの仕事・キャリア事情2026
— 現地の労働市場を、政府資料から読み解く

オーストラリア政府機関 Jobs and Skills Australia(JSA)が毎年発行する「Australian Jobs」は、30年以上続く労働市場ガイドの決定版。この2026年版をもとに、「いま、どんな仕事があるのか」「雇用主は何を見るのか」「なぜ資格が大切なのか」を日本語でまとめました。留学の分野選びにも、現地での仕事探しにも、確かな土台になる情報です。

📌 最初に大切な仕分けを。この資料はオーストラリア政府が国内の求職者(ローカル)向けに作成したものです。文中に登場するApprenticeship(見習い制度)・Traineeshipや政府の学費補助などは、原則としてオーストラリア国民・永住者向けの制度で、留学生は対象外です。留学生の基本ルートは、学生ビザでVET・大学の資格を取る → 条件を満たせば卒業生ビザ(485)で就労経験を積むという流れ。このページでは「市場を知る」ために政府データを使い、留学生が実際に使える選択肢は専門留学ガイドビザガイドでご案内します。

SNAPSHOT数字で見るオーストラリアの労働市場(2025年12月時点)

1,468万人就業者数(過去最高を更新)
4.1%失業率(日本と同水準の低さ)
66.7%労働参加率

若い世代(15〜24歳)も就業者227万人と過去最高。ウェイター、キッチンハンド、バリスタなど、学びながら働くのが当たり前の社会です——これはワーホリ・学生ビザで働く日本人にとっても身近な世界です。→ ワーホリの仕事事情

出典: Jobs and Skills Australia「Australian Jobs 2026」(ABS Labour Force, December 2025)。以下、本ページの統計はすべて同資料より(2026年7月確認)。

SKILLS MATTER仕事はどんどん「学んだ人が強い」方向へ

この30年で、オーストラリアの仕事の中身は大きく変わりました。

大学レベル(スキルレベル1)の仕事が雇用に占める割合 — 1995年: 24% → 2025年: 36%
政府予測: 2035年5月までの10年間の雇用増加のうち、VETまたは大学の資格を必要とする割合: 90%以上
学校卒業後の資格を持つ(または勉強中の)オーストラリア人(15〜74歳)— 2025年: 70%(10年前は64%)

つまり、「英語ができる」だけでなく「英語で何ができるか」が問われる時代。政府資料も「大学だけが道ではない。Certificate IIIやIV、Diplomaも安定したキャリアにつながる良い選択肢」と明記しています。→ 専門留学ガイド(VETの資格をやさしく解説)

WHERE THE JOBS AREどの分野に仕事があるのか

全国の主要データから、雇用の大きい分野・職業を見てみましょう。

注目ポイントデータ(Australian Jobs 2026より)
最大の雇用産業ヘルスケア&ソーシャルアシスタンス(医療・介護・福祉)。各州で雇用の16〜17%を占める断トツの1位で、3年間の伸び率も最大級
働く人が多い職業販売スタッフ(約56万人)に続き、高齢者・障がい者ケアワーカー(約36.9万人)正看護師(約36.3万人)が全国トップ3級。ケア人材の需要の大きさを物語ります
人手不足の職業(例)宿泊・飲食業界ではChef(シェフ)・Cook(調理師)が技能不足職種として明記。日本人が世界で評価されやすい分野でもあります
専門職の存在感Professionals(専門職)は約400万人——働く人の4人に1人以上。Technicians and Trades Workers(技能職)も約200万人
💡 留学の分野選びに、そのまま活きる情報です。介護(介護・エイジドケア特集)、看護(看護留学アシスタントナース)、調理(クッカリー特集)、保育(チャイルドケア特集)は、いずれもVETの資格から現場に入れる分野です。

WHAT EMPLOYERS WANT雇用主は、何を見て採用するのか

政府の雇用主調査から。仕事探しの前に知っておくと、動き方が変わります。

① 資格(Qualifications)仕事はより高スキル化しており、将来の仕事の多くはVETか大学の資格が前提に。「その仕事に関連した資格」が最も評価されます。
② 実務経験(Experience)39%の雇用主が「経験があることが望ましい」と回答。一方で21%は関連経験のない応募者も検討する——未経験でも入口はあります。
③ エンプロイアビリティスキルチームワーク、コミュニケーション、信頼性。ここは妥協しない雇用主が多数。アルバイトやボランティアの経験も立派なアピール材料です。

この3点セットは、そのまま留学プランの組み方に置き換えられます: 資格はVET/大学で、経験は実習(Work Placement)やアルバイトで、エンプロイアビリティスキルは英語環境での生活そのもので磨かれます。

GOOD ADVICE政府資料が伝える、キャリア選びの心得

「Australian Jobs 2026」には、こんな一節があります——労働市場は速く変わるもので、予測や人手不足の情報だけで進路を決めるのは勧められない。興味と適性のある分野で学ぶことのほうが、はるかに大切だ、と。

私たちもまったく同感です。「伸びている分野」の情報は上手に使いつつ、最後はあなた自身が続けられる分野を選ぶこと。ICNのカウンセリングも、この順番を大切にしています。

FOR INTERNATIONAL STUDENTSでは、日本人留学生は何が使える?

ローカル向け制度と、留学生が実際に使えるルートの仕分けです。

ローカル(国民・永住者)留学生が使えるルート
学び方Apprenticeship/Traineeship(働きながら学ぶ見習い制度)、政府補助の学費学生ビザでVET(TAFE・私立カレッジ)や大学へ。実習付きコースで現場経験も積める。→ 専門留学ガイド
働き方制限なし学生ビザ: 2週間48時間まで/ワーホリ: 制限なし(同一雇用主6ヶ月まで)。→ ワーホリガイド
卒業後条件を満たせば卒業生ビザ(サブクラス485)で就労経験を積める制度があります。→ ビザガイド
その先の可能性技術移住の職業リストに関連する分野なら、永住の可能性を視野に入れたプランも。制度は毎年変わるため、約束されるものではありません。→ 職業別ガイド

SOURCE出典・原本のダウンロード

本ページの統計・引用はすべて、オーストラリア政府機関 Jobs and Skills Australia 発行「Australian Jobs 2026」にもとづいています(2026年7月確認)。原本(英語・PDF)はこちらからご覧いただけます。

📄 Australian Jobs 2026(政府原本PDF・英語)

Source: Australian Jobs 2026, Jobs and Skills Australia, Commonwealth of Australia. Licensed under Creative Commons Attribution 4.0 International (CC BY 4.0). 本ページは同資料の内容を日本語で要約・解説したものです。

データの先にある、あなたのキャリアの話をしませんか。

「この分野、実際どうなの?」——現地シドニー&メルボルンで暮らすICNのカウンセラーが、政府データと現場感の両方からお答えします。教育カウンセラーとビザコンサルタントのダブルカウンセリング、相談は無料です。