オーストラリアについて、まず一番初めにしなければならないことが、住居を探すことです。しかし、日本でも家を探すことは一苦労ですよね。ましてや英語で部屋を探すこと意外と時間を要してしまうのです。そこで、家探しの基本情報をご案内します。
シェアハウス
留学生にとって一番に一般的なアコモデーションが、「シェアハウス」という、ひとつのマンションや家を何人かで共有する暮らし方です。
シェアハウスの中にも、おおきく2つのタイプの暮らし方あります。
オウンルーム |
マンションや一軒家の複数ある部屋のひとつを自分一人で借り、部屋以外の洗面所やトイレ・リビングを共有します。 |
ルームシェア |
マンションや一軒家の複数ある部屋のひとつを、複数人で共有します。 |
よって、完全に一人になる時間がほしい方は、オウンルームに住み、カップルや友達と部屋を共有しても平気な方はルームシェアでもよいかもしれませんね。
シドニーの家賃相場 (2015年3月現在)
オウンルーム |
230〜300ドル |
ルームシェア |
130〜200ドル |
光熱費は含まれることが多いですが、場合によっては光熱費や雑費等などを請求されることもあります。部屋を決める際、事前に確認しておくことが大切です。
シドニーでのルームシェアの一般的シングルルーム
シェアハウスの探し方
インターネット で探す。
JAMS ジャムズ |
シドニーに住む日本人向けの最大生活情報サイト。全て日本語で、どんな検索もスムーズです。部屋を探す場、トップページ左側上部にあるクラシファイドから検索します。 |
チアーズ |
シドニーで人気の日本人向け情報サイト。こちらでも多くの住まい情報が見つかります。 |
ガムツリー |
オーストラリアの情報サイト。英語ですので、様々な国籍の方が住まい情報を載せています。 |
そのほか、、、
JAMS 、JENTA
などのローカル
日本語新聞 |
アコモの欄にあるオーナーチェンジが狙い目です! オーナーチェンジは、たいてい日本人のオーナーさんが、帰国などの理由で、部屋をそのまま引き継ぐタイプです。家具や部屋をそのままひきとれるため、改めて家具等を購入する必要がなく、すんなり契約が成立する傾向にあります。しかし、不動産からの審査もあるため、誰でも入居できるとは限らず、銀行残高等の提出物もしなければなりません |
ローカル新聞 |
Sydney Morning Herald などのローカル新聞にあるアコモの欄から部屋を探します。 ローカル新聞ということもあり、同じ部屋にオージーが申し込みをした場合、外国人である留学生ははじかれる傾向にあります。しかし、不動産に自分がどれだけこの物件を気に入っているかを伝え、 必要書類を提出することによって、まれに、留学生を受け入れてくれるということもあります。 また、まれに、インターネットに載っている物件よりおとくな物件が掲載されているときがあります。 |
不動産 / Real Estate |
あらかじめ、自分の希望の地域が決まっている場合は、そのエリアの不動産屋に直接出向くと早く情報集めができ、また、その場で質問もできます。ある程度自分の希望内容を伝え、その希望に沿う条件の物件をみつけてもらい、そのまま Inspection の予約が取れてしまいます。 |
学校の掲示板 |
語学学校などの掲示板で、シェアメートを募集している広告から住居を探す。 |
レント / Rent
やっぱり、知らない人と暮らすのはちょっと・・・という方には、一人暮らしも可能です。基本的な契約は最短でも半年から。つまり、短期で留学する方は、部屋を借りることはできません。 また、他国の留学生に比べて、日本人は好印象があるのですが、留学生=経済的に不安定 ということで、なかなか契約を結んでもらえないということもあります。 契約を申し込む際には、銀行の残高証明提示や、保証人のサインなどが必須です。一人暮らしは長期で留学しているかた、仕事を本格的にしている方むけといえるでしょう!
Inspection と Bond
Inspection
物件見学と訳します。日本でも契約前に見学に行くのと同様に、オーストラリアでも事前に物件を不動産立会いの下、見学をします。 Inspection は基本的に毎週土曜もしくは、日曜の朝もしくは、お昼にあります。個人的に見学を開いてくれる不動産もいますが、基本的には、 Open Inspection なので、その物件の興味のあるほかの人も来ます。時間は15分くらいです。 Inspection の際に、不動産より物件契約申込用紙をもらえるので、その物件が気に入った場合は、記入をして、その場で渡すか、あとで FAX をします。シェアに関しても物件見学をします。シェア関してはその部屋のオーナーが立会いの下行われます。
Bond
日本で言う敷金に当たります。入居が決まった段階で、保障金として、基本的に4週間分のレントを支払います。 BOND はその部屋を出る際に、全額戻ってきます。しかし、住んでいる間に、部屋を汚してしまったり、壊してしまったりした場合は、修理代等が、 BOND から引かれます。 BOND はシェアでも、一人暮らしでも支払いします。なお、オウンキー(自分で鍵を持つこと)の場合、別途 KEY DEPOSIT が発生する場合があります。
注意すること
部屋探しは、契約ごとです。失敗しないように注意をすることが必要です。そのためには以下のことに注意をして下さい。
いくら自分が支払う必要があるのかどうかの確認をきちんとすること。
部屋代以外に、電気代やガス代等の支払いがどのように設定されているのか確実に明確にしておきましょう。
部屋を決める前にきちんと自分の目で確かめること。
一見は百聞に・・・と 言われるように、写真や、電話だけで決めるのではなく、実際の部屋をきちんと自分の目で見て決めて下さい。部屋の汚れ具合や、設備の機能など、確実に確かめて下さい。実際に入居してからのことになりますが、入った日にオーナー立会いにもと、部屋の写真を撮ることをお薦めします。また、家の設備以外にも大事なのは、特にシェアの場合は、一緒に住むシェアメートです。 シェア経験者なら誰でも1回はシェアメートとトラブルを抱えたことがあるでしょう。 ことに、違う国の方とシェアする場合は、その文化の違いに戸惑ってしまうこともあります。もちろん、せっかく留学しているのでから、いろんな国の文化に触れることはとても大事ですので、日本人と住みましょうと言っているのではありません。ただ、どの国の人であろうと、「この人たちと住んでも大丈夫かな?」とよく考えて下さい。また、逆に、自分自身がシェアメートに迷惑をかけない努力もしなければなりませんね。
契約書の保管をしっかりとすること。
日本に比べ欧米は契約社会です。契約を実際に結ぶ際には、その内容をひとつひとつクリアーにしてから契約を結んで下さい。また、その契約書は、必ず大切に保管して下さい。後々、問題が発生した際に、その契約書が無いということになると、とても不利な状況となります。また、シェアにしても、何にしても、オーナーとの間で決まりごとをするさいには、一筆もらう習慣をつけましょう。内容と相手のサインがあれば、問題が発生したときに、証拠となります。